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2024年5月 4日 (土)

平谷村の事件現場 さんころりん

これは実話です。

治部坂峠から平谷側に下ったところ。

二つの道があったので「二筋道」と呼ばれていました。

この場所で江戸時代に大変奇妙な事件が起こりました。

1度に3人の若者が死んでいたのです。

検証その① 3人とも30才代の体の大きな若者

検証その② 裸で縛られる

検証その③ かぶっていた「すげ笠」は死体のそばにあったがモモヒキは50mもはなれた谷間に捨られる

村人が発見したのは殺されてから何日もたっていたため、体の肉は獣に食われ無残な状態で犯人もつかまりませんでした。

この事件を境に、この地名を「三(さん)ころりん」と呼ぶようになりました。

 

さらに何十年後・・・

若い女の人が嫁ぎ先に戻るのがイヤで、平谷の実家からかつての職場の製糸工場へ行こうとこっそり家を出ました。

峠を越えようと急ぎましたが、男が後をつけて来ます。

「三ころりん」の谷まで来た時、男は女の人の首を絞め強姦しお金を盗んだのです。

女の人の死体は草むらに放置されていて、相当に抵抗したらしく右手には草をにぎっていました。

不審者の目撃証言もあり、犯人はつかましました。

他に3人も殺人を行っていた犯人は、大正8年2月「強姦強盗殺人およびサギ罪」で死刑を言い渡されました。

犯人は28才くらいで面長色白鼻筋の通り一見して「いろ男」であったようです。

 

そして2001年・・・

借金の返済をせまられたという理由で、元上司が元部下を車の中で首を絞めて殺害してしまいました。

賭け事などで多額の借金があったようです。

殺害現場になったのが、「三ころりん」の治部坂峠です。

遺体は静岡県の雑木林に放置されていました。

裁判で無期懲役の判決が下っています。

 

「さんころりん」の近くは自動車事故が非常に多く、何人か自殺者も出ています。

目に見えないなにかが不幸をまねく不思議な場所です。

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