平谷村の勝負師 明五郎
今から300年ほど前なので江戸時代の話です。
自宅「松野屋」は、何代も続いている家系。
現在は新築しましたが、私が嫁いで来た時は100年以上前に建られた古い大きな家でした。
宿場町だったので宿屋を経営。
「明五郎」(←漢字は当て字)という人が「松野屋」に泊っていました。
昔の楽しみといったら賭け事。
しかし、お金をかけた勝負は禁止されています。
「松野屋」には役人が来たら隠れられる「ムロ」(一坪ほどの地下室)があり絶好の賭博場でした。
明五郎はとても賭け事が強く、そのせいでトラブルが発生しました。
お侍さんなので「刀」をさしています。
昔の家(特に2階)の天井は低く、明五郎の抜いた刀が天井に刺さってしまったのです。
その隙に斬られて殺されてしまいました。
お客様というだけの縁ですがお墓を建てました。
「賭け事が強かった」ので「勝負の神様」と言われていたとか。
長男である主人は何度もここに来ていますが・・・
勝負はトコトン弱いです。
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