ひやおろしって何??
好評発売中の【ひやおろし】
語源・・・熟成された秋の日本酒、火入れをしない「冷や(生)」のまま、貯蔵してあった大きな桶から、小さな桶に「卸す(入れ替える)」作業をした事から「ひやおろし」と呼ばれるようになった。
まつのやのつま重陽の節句ひやおろし発売にも書いたけど・・・
冬 3月ころまでに1年間に売る日本酒の仕込みを終えるのだけど、この時点では発酵中の酵母が生きてる。
【ひやおろし】になるお酒は、この時に【火入れ】っていう【過熱殺菌】をする。
【加熱】は65度くらい。
電熱ホースにお酒を通したり、ビンをぬる燗する感じでお風呂みたいなプールに入れたりする。
- 発酵を止める
- 雑菌を殺す
- 香味を保つ 役目あり
反抗期を迎えた子供が成長とともに苦難を乗り越え、いつのまに落ち着いて大人っぽくなっているように・・・
三つにも四つにも感じられた新酒の味・・・暑い夏を越えると、味わいの成分がなじんで旨みが増している。
常温で売られているお酒は、出荷する時にもう一度【火入れ】の作業をする。
完全に雑菌を殺しておかないと、家庭(時によっては酒屋も)の管理も雑だったりするので、痛んでしまいます。(匂いが着いたり、浮遊物があったり)
【ひやおろし】は2度目の【火入れ】はしないの。
それは、熟成の香りや味わいを、そのまま楽しむため
だから【要冷蔵】
秋とともに美味しくなるから【秋あがり】と呼ぶ地方もあります。
【ひやおろし】こそが美味しいって言う人は、日本酒の【通】であると思いますよ
偉そうなこと言っちゃったけど、新酒が発売される頃には・・・
「これこそ旨い!」って言ってるんだろうな~
| 固定リンク | 0
「お酒の話」カテゴリの記事
- 秋の限定酒 純米ひやおろし 続々入荷!(2018.09.07)
- アイコスのヒートスティック入荷(2018.01.27)
- 毎月8日【信州地酒で乾杯の日】(2016.12.09)
- 南信州酒メッセ2015 入場券販売中!(2015.10.17)
- マッサンとマルスウイスキー岩井喜一郎さん(2014.12.08)
コメント
ひやおろしと他との違いがわかりました。そう思って今度は飲み比べますね。これで日本酒通に近づいたかな。
投稿: 藤垣 | 2009年9月25日 (金) 01:41
酒屋のブログっぽい記事が書けました。
「ひやおろし」は、蔵ごとに飲み頃の時期も違ってます。
9月9日が「ひやおろし解禁日」と決めましたが、その時点では「まだ早いな~」と思うお酒もありますよ。
投稿: まつのや | 2009年9月25日 (金) 10:39